髪を痛めない白髪染め

市販の白髪染めを使うと髪や頭皮が痛むのはなぜ?

白髪染めはドラッグストアなどで購入できますし、お値段もお手頃なのでついつい使ってしまいがちですが、これが髪や頭皮を傷める原因になっています。

市販の白髪染めはヘアーカラーと同じ仕組みになっていて、1剤と2剤の2種類の薬剤を混ぜ合わせて使います。

1剤には白髪染めの色を出す成分が混合されている酸化染料と、キューティクルを開いて染料を浸透させやすくするアンモニアやモノエタノールアミンなどが配合されたアルカリ剤が入っています。

2剤は染料の発色を高めてくれる過酸化水素水で、この2つの薬剤を合わせた混合液を塗って白髪を染めていきます。

そして、これらの混合液に含まれる成分の作用によって、髪や頭皮がダメージを受けてしまうのです。

酸化染料にはジアミン系の成分がたくさん含まれていますが、この成分は強力な刺激を持っているので、髪はもちろん頭皮にまでダメージを与えてしまいます。

この影響によって炎症やかぶれが起きたり、頭皮の状態によってはただれてしまうなどの症状が起こります。

基本的には安全なのですが、それでも刺激が強いので痛みはほとんどの人に起こってしまうのです。

また、アルカリ剤はキューティクルを開くという働きはあるものの、開いたキューティクルを元に戻すという働きはありません。

つまり髪を染めている間だけではなく、染め終わった後もキューティクルが開きっぱなしになってしまうため、水分や栄養分が出て行ってしまって髪が乾燥してぱさついてしまいます。

最近は匂いの優しい白髪染めが人気ですが、こういった商品だと香料の刺激も加わるので市販の白髪染めは髪や頭皮を傷めてしまいます。

傷まないヘアカラーはあるの?

テレビコマーシャルやヘアカラーのサイトなどでは、「傷まない」ということを強調していますが、残念ながら傷まないヘアカラーはありません。

あえて言うと、ヘアマニキュアであれば傷みを軽減させることはできます。

ヘアカラーで白髪が綺麗に染まるのは、キューティクルを開いて、そこに染料を染み込ませるからです。

ですが、キューティクルは外部の刺激から髪を守ったり、水分や栄養分が逃げないように蓋をする役割を持っています。

そのキューティクルを無理に開き、しかも染料が浸透してからもしばらくは開きっぱなしになるので、ドライヤーの熱でダメージを受けたりシャンプーの刺激などを与えると髪はどんどん傷みます。

また染料の元となるジアミン系の成分は、刺激がとても強いため、ヘアカラーを使っていると髪や頭皮の状態がどんどん悪くなってしまいます。

白髪は髪や頭皮の傷みによっても進行してしまいますから、ヘアカラーを使っているとさらに多くなってしまうでしょう。

一方、ヘアマニキュアは髪の表面に色をつけるだけなので、キューティクルを開かずに白髪を染めるのであまり髪は傷みません。

それならヘアマニキュアをすればよいと思うかもしれませんが、染料を浸透させない分、シャンプーをしていると徐々に色が落ちていくため、綺麗な髪色を保つには、まめにケアをする必要があります。

このように、ヘアカラーはどんなタイプのものでも傷んでしまうので、髪を美しく保ちたいのであればヘアカラーを使うのはやめましょう。



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